“ギブ・アンド・レシーブ”の関係が理想的

 

 一方的に尽くしたり、貢いだりする関係が長く続かないのは、人は自分が相手のためにした
行為に対して、報酬を求めるのが普通と思っているからだ。
報酬とは「ありがとう」の一言でもいいのである。 報酬が何もないと、やがて不満が募り我慢の
限界に達してしまうと、報いてくれない相手を非難したくなってしまう。。。

 そうならないために、“与えあい”“奪いあう”バランスの良い関係を築く努力をしなければ
いけないのだと思う。一方的に与えるのではなく、双方が“惜しみなく与えあう”ものである時
“ギブ・アンド・テイク”が健全な形となるが、そういう関係はむしろ“ギブ・アンド・レシーブ(惜しみなく与え、惜しみなく受け取る)”というべきかも知れない。。。

 こういった考え方は、理想論として聞こえが良いが、現実とは違うという人が多いと思う。
利己的であるコトを止められないのが人間であり、功利的で打算的な思いは常に存在するはずである。 でも、愛し合う関係を築きたいと願う人は、そういった人間臭い功利的な営みを続けながらも、“ギブ・アンド・レシーブ”の関係へと成長するのではないでしょうか。。。